多様な形状・材料への曲面印刷技術開発プロジェクト
曲面形状や樹脂成形体などに応用できる印刷技術、実装技術を開発し、立体的な回路や、構造・特性にあわせて設計された回路部材への適用を行いました。
1.回路形成部材・製品の開発
- 「印刷技術」と「樹脂成形加工技術」を用い、複雑な形状や特性にあわせた回路部材の開発を行いました。
樹脂成形技術の応用検討
伸縮性基板の開発
印刷配線の応用
【試験条件】 屈曲角度:90°、屈曲半径:10mm、屈曲速度:60rpm
【試験結果】 365万回クリア

※本技術は島根県と有限会社にのせ電子との共同研究成果です。
2.曲面印刷装置の開発
- 曲率半径の小さな凹面にも対応できる、スクリーン印刷技術の開発を行いました。
開発事例 多様形状印刷転写装置
"リバース型転写機構"を用いることにより、これまでのスクリーン印刷では対応できなかった形状や、曲率半径の小さな凹面、印刷面高低差のある凹面形状などにも印刷・転写が可能です。
さらに、転写時にパターン膜厚を変化させることもできるため、一般的なスクリーン印刷以上の超厚膜や、膜厚傾斜を有するパターニング、その他新たな用途にも利用可能な技術です。
多様形状印刷転写装置
(Wave Surf Screen-Offset Printer)
印刷例:S字曲面形状
印刷例:高低差のある凹面形状
※本技術は島根県と株式会社曽田鐵工との共同研究成果です。
「多様形状印刷転写装置」をダウンロードする(PDF:246kB)
お問合せ先
島根県産業技術センター有機材料科:金山
電話:0852-60-5122(直通)
Mail:sangisen@pref.shimane.lg.jp