曲面形状や樹脂成形体などに応用できる印刷技術、実装技術を開発し、立体的な回路や、構造・特性にあわせて設計された回路部材への適用を行いました。


1.回路形成部材・製品の開発

  • 「印刷技術」と「樹脂成形加工技術」を用い、複雑な形状や特性にあわせた回路部材の開発を行いました。

図1

樹脂成形技術の応用検討

図9

伸縮性基板の開発

図3

印刷配線の応用

 

開発事例 伸縮性を有するLED実装シート

 

図4

【試験条件】 屈曲角度:90°、屈曲半径:10mm、屈曲速度:60rpm

【試験結果】 365万回クリア

ビデオ

※本技術は島根県と有限会社にのせ電子との共同研究成果です。

 


2.曲面印刷装置の開発

  • 曲率半径の小さな凹面にも対応できる、スクリーン印刷技術の開発を行いました。

 

開発事例 多様形状印刷転写装置

 

"リバース型転写機構"を用いることにより、これまでのスクリーン印刷では対応できなかった形状や、曲率半径の小さな凹面、印刷面高低差のある凹面形状などにも印刷・転写が可能です。

図5

さらに、転写時にパターン膜厚を変化させることもできるため、一般的なスクリーン印刷以上の超厚膜や、膜厚傾斜を有するパターニング、その他新たな用途にも利用可能な技術です。

図6

多様形状印刷転写装置
(Wave Surf Screen-Offset Printer)

図7

印刷例:S字曲面形状

図8

印刷例:高低差のある凹面形状

※本技術は島根県と株式会社曽田鐵工との共同研究成果です。

pdfファイル「多様形状印刷転写装置」をダウンロードする(PDF:246kB)

 

 


お問合せ先

島根県産業技術センター有機材料科:金山
電話:0852-60-5122(直通)
Mail:sangisen@pref.shimane.lg.jp