【良かった点】

新製品の開発、新技術の導入

  • 産官学連携による共同研究によって、新製品を開発・販売するという具体的な成果を示すことができた。
  • 自社にはない機器での分析ができ、自社単独ではできない開発を進めることができた。
  • 膨大な試作時間と経費をかけることなく、有望な新商品を開発することができた。
  • これまで培った技術を基に応用開発に取り組んだことで、様々な分野に活用できる新たな可能性が広がった。

生産性の向上、社内体質の変化、人材育成

  • 今まで感覚で判断していたところを客観的な数値で把握、分析できるようになった。
  • 機械設備の状況が可視化でき、生産性の向上に取り組むことができるようになった。
  • シミュレーションを活用し、必要最低限の試作で検証することでコスト削減につながった。
  • 商品の品質管理が向上し、技術面だけでなく販売面でも大きく付加価値を付けることが出来るようになった。
  • 新しい技術を勉強する良い機会となり、社内の人材育成になった。

販路の新規開拓、社外交流の拡大

  • お客様へ数値を根拠に回答できるようになり、新規受注につなげて行けるようになった。
  • 特許を取得したことで展示会などにおいて積極的にPRができ今後の発展に大きく貢献できた。
  • 販売先が県内にはないメーカーであり、新規業界を開拓できたことは今後に繋がると思う。
  • 異業種の企業と共同で研究に取り組むことで学ぶことが多かった。
  • 展示会に参加したことで、異業種との交流が生まれ、新たな連携の可能性につながった。
  • 関係企業や関係機関との調整や交渉に積極的に関わってもらい適切な助言をもらって助かった。

取組全体に対する意見

  • 今日の当社があるのも当プロジェクトの支援によるところが大きく、本当に感謝している。
  • 自社の技術力や様々な分野での可能性を発信することができると同時に、島根県との共同開発が背景にあることが、より技術の信頼性を強調できるいい機会となった。

【足りなかった点】

技術面・体制面の課題

  • 支援設備をさらに充実させて頂ければ嬉しかった。
  • 当社は県西部にあり、松江までの距離が問題。西部での拠点の充実をお願いしたい。

進行面の課題

  • コロナ禍で関係機関のコミュニケーションがはかどらず、開発が遅れてしまった。
  • 大学等とも連携することで研究期間を短縮でき、また可能性が広がると感じた。
  • ターゲットとなる分野や業界のニーズを早い段階で開発に反映することができれば、成果の出方が違ったかもしれない。