mruby/cの開発
2026年04月24日
mruby/c(エムルビー・スラッシュ・シー)は、プログラミング言語「Ruby」の高い開発生産性と優れた可読性の特徴を継承した、組み込みシステム開発向けの軽量なRuby実装です。プログラム実行時に必要なメモリ消費量が約40KBでmruby(組み込み向け軽量Ruby)よりも小さく、リソースに制約のあるマイクロコントローラ上でも動作します。センサーネットワークやウェアラブルデバイスなどの小型IoT機器のソフトウェア開発はもちろん、既存デバイスへのDSL(ドメイン固有言語)追加にも適しているため、柔軟な機能拡張や開発・保守運用の効率化を実現します。
「mruby/c」は、しまねソフト研究開発センターと国立大学法人九州工業大学(田中和明准教授)との共同研究によって開発が行われていましたが、この開発は2026年4月1日をもってしまねソフト開発研究センターから島根県産業技術センターに移管されました。現在は、島根県産業技術センターと九州工業大学との協働により、開発を進めています。
「mruby/c」は、オープンソース(3条項 BSDライセンス)として公開しています。「mruby/c」はGitHubからダウンロードいただけます。
お知らせ
2026年4月21日 mruby/c 4.0.0 が公開されました。詳しくはリリースノートをご覧ください
mruby/cの特徴
「mruby/c」は、プログラミング言語「Ruby」の文法に基づいており、簡潔な文法によって高い開発生産性と表現力を備えています。また、プログラム実行時に必要なメモリ消費量が約40KBで非常に小さく、リソースに制約のあるマイクロコントローラ上でも動作するように設計されています。さらに、OSなし(Non-OS)でも複数のRubyプログラムを同時に実行することができるため、複数のプログラマが並行して開発することで開発期間の短縮と柔軟な機能拡張を可能にします。

|mruby/cの利用事例・ドキュメント
〇 しまねソフト研究開発センター(公益財団法人しまね産業振興財団)による移管前(~R8/3/31)の情報は以下となります。
クリックすると公益財団法人しまね産業振興財団のページに移動します。
【共同研究】
- mruby/c室内換気IoTシステム開発の共同研究
- 島根大学総合理工学部との共同研究『組込み向けプログラミング言語「mruby/c」における調査研究』成果の公開
- 島根大学総合理工学部との共同研究『組込み向けプログラミング言語「mruby/c」に関する調査研究』
【技術レポート】
【チュートリアル】
- Raspberry Pi Pico 2 W と PicoRuby ではじめる、IoTハンズオン
- mruby/cをSTM32マイコンで動かす
- mruby/c + Arduino + ESP32開発のための開発環境構築
- ESP32×mruby/c IoTハンズオン
- mruby/cのPIC24へのポーティング手順
- mruby/cのRenesas社製RX210 StartKitへのポーティング手順
- mruby/cをPsoC5LPで動かす|Quick Start
- mruby/cをPsoC5LPで動かす|Chapter01「LED点滅」
- mruby/cをPsoC5LPで動かす|Chapter02 LED点滅の速さを変える
- mruby/cをPsoC5LPで動かす|Chapter03 複数のmrubyプログラムを同時に動かす
mruby/cのダウンロード
mruby/c は、下記のGitHubからダウンロードいただけます。
https://github.com/mrubyc/mrubyc/releases
担当科
| 所属 | 電話番号 |
|---|---|
| 電子・電気技術科 | (0852)60−5138 |