島根県産業技術センターでは小規模実験だけではなく、産業レベルの大型装置を使用した実験も可能です。
6kW小型装置は、開放機器制度によりご利用頂けます。
6kW小型装置
(ナノ粒子合成システム)
大型装置
(100kW x 2系統)
機械部品・機械装置の設計やシミュレーション技術に関する研究開発、技術支援を行っています。
シミュレーション技術の活用によりコンピュータの中で低コスト・短時間で試行錯誤を行い、少ない試作回数で信頼性向上・高付加価値化を行うことができます。
強度設計、固有値・振動解析、破損原因の究明など。
炉内加熱対象物の温度分布、熱交換器、攪拌装置の設計など。
電場解析、磁場解析など。
照度・輝度分布の計算、光線追跡など。
状況把握の道具としての可視化技術を活用し、問題解決に繋げる取組を行っています。製造現場等でのトラブル対応などにもご活用いただいています。
非接触で温度分布の測定ができます。
高速な現象を撮影します。
空気中に浮遊する微粒子の可視化を行います。
音源を可視化、探査します。
対象物の動きを可視化します。
トレーサ粒子の移動量より速度情報を取得
数千〜数万度の超高温のプラズマを利用した粉末の合成、皮膜の生成、有害物質の分解などのプロセスが期待されている高周波プラズマについて、装置開発から応用研究まで産学官連携で実施しています。
6kW小型装置
(ナノ粒子合成システム)
大型装置
(100kW x 2系統)
数mm~数十mmの溶射厚膜を形成し基板から剥離させることで、コーティングではなく薄物バルク材料として利用する。
(平成21~23年度 戦略的基盤技術高度化支援事業『高周波プラズマ複合溶射による耐プラズマ性に優れた機能性セラミックス部材の開発』)
Y2O3高密度皮膜(t3mm自立膜)
Siウェハ廃材を破砕してプラズマ中に供給することでSiナノ粒子が生成する。このときメタンガスを添加すると、メタンに含まれる炭素が蒸気化したSiと反応し、SiCが合成される。
(6kW 小型装置(ナノ粒子合成システム)を使った実験例)
合成したナノ粒子
熱流体解析技術も活用し、ナノレベルで構造化させた粒子や3Dプリンタに用いる球状粒子等の高機能粒子を製造する装置を開発。
(令和元~3年度 戦略的基盤技術高度化支援事業『高収率粒子製造を可能とするインバータ式ハイブリッドICP装置開発』)
球状化した金属粒子
シミュレーション・可視化技術を活用した連携企業の製品開発の事例をご紹介します。